第11話 涙の意味 ③

月を見ているヤス先生にクロは声をかけた。
ヤス先生は振り返るとニッコリ笑って
クロに手を振った。
そのあとヤス先生は窓から
空へ向かって飛んで行った!
クロ「ヤス先生!!」
クロ (はっ!汗) 目が覚めた。
(ゆ、夢か…なんだこの夢…)
クロは胸騒ぎがして眠れなくなってしまった。

朝ごはんの時間になり
ミキちゃんと一緒にキッチンへ向かった。
クロ (あの夢…ドキドキ…)
ヤス先生は先にごはんを食べていた。
クロ (ホッ…)
クロもごはんを食べ始めた。
ちらっちらっとヤス先生を見ていると
ヤス先生も視線を感じたのか
ちらっとクロを見た。

ミキ「わ〜〜♬ ケーキ作るのね」
ミキちゃんの声にヤス先生たちも
ママのところへ行く。
ママ「そうよ~! 明日はミキちゃんとヤス先生
クロの誕生日だものねっ♬」
ミキ、クロ、ヤス「うん!」
ママ「でも不思議ね。3人ともお誕生日が
一緒だなんて。あ、パパも同じだったわ。
ヤス先生とクロ用のケーキも作りますからねー」
クロ「わーい♬」
ヤス (ニコニコ)

クロ「ヤス先生!ケーキ楽しみですね♬」
ヤス先生はまた月を見ていた。
クロの声にヤス先生は振り返りニッコリ笑った。
クロ (はっ…) 昨夜の夢を思い出した。
その時。ヤス先生が静かに口を開く。
ヤス「クロ…明日は満月…わたしの役目も終わる。
あとはクロが一人で頑張るんだよ
ミキちゃんの願いを叶えるために…」
クロ (そうだった! 僕はミキちゃんの願いを
叶えるために生まれたんだ!)
ヤス先生の目から涙がこぼれた。
クロも涙が出てきた。
クロ「明日、たかしおじちゃんのお家に
帰ってしまうんですね。」

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