第15話 チュウちゃんとの出逢い

いよいよクロの旅が始まりました。

おひさまが
ニコニコとクロを見ています。
風さんも応援しています。
しばらく歩くと桜の森に着きました
(妖精さんはいるかな?)
クロはキョロキョロ見渡しましたが
妖精さんは見つかりません。
(挨拶したかったな)
少し歩くとカシャ!カシャ!

と、音がします。
(なんだろう? 妖精さんかな♬)
クロは音のする方に近づいてみると
ノッポの猫さんが

桜を撮っていました。

クロ「おはようございます♬」
突然の声にノッポの猫さんは

驚きましたが
「おはようございます」
と笑顔で挨拶してくれました。
クロ「ぼくはクロっていいます♬」
ノッポの猫「ぼくの名前はチュウ。
      写真を撮りながら

      旅をしています」
クロ「えー♬ぼくは、これから

   旅に出るんです。」
チュウ「ほ~!

    一人で大丈夫ですか?」
クロ「だ、大丈夫!」
でも本当は不安でいっぱい…

クロ「それはカメラって
   いうものなんですね。
   カッコイイですね」
チュウ「そうでしょう♬
    これはご主人様の

    大切なカメラなんです」
クロ「ご主人様?」
チュウ「はい。

    昨年お星様になりました…
    いつも一緒に

    写真を撮ながら
    旅をしていたんです。
    だから…

    ご主人様との
    思い出の旅なんです」
チュウ「記念に撮りましょうか。
    このカメラは心の中も

    撮れるんですよ。」
クロ「え。心の中も?
   …いいです!

   撮らなくていいです」
チュウ「あはは…君は大丈夫です。
    純粋で愛に満ちています。

    そして勇気がある。」
クロ (え?…)

チュウ「さっき突然声をかけられ
    驚いたはずみで
    シャッターを
    押してしまったんです」
チュウちゃんは笑いながら

鼻をこすった。
クロ「えへっ♬」
チュウ「夜はとくに気をつけてね。
    この先野犬がうろついてる

    ことがありますから。
    じゃあ、またどこかで

    会えるでしょう」
クロ「はい!」
2人は手を振って別れました。

第16話 野犬 へ

第14話 花の妖精 をもう一度

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