第19話 ピロヤンの予言

クロとチュウちゃんを見送るように
花たちが一斉に揺れました。
みんなもずっと手を振っていました
しばらく行くと道が

二つに分かれています。

チュウ「僕はこれからご主人様と
    訪れた場所へ行ってきます
    それではここで

    失礼します…」
クロ「そうなんですね…。
   今まで有難うございました。
   また逢えるといいですね。

   お元気で!」
チュウ「はい!

    きっとまた逢えますよ。
    2人は左の道と右の道
    いえ、

    過去と未来に別れました。

クロはしんたさんが歌った歌を
口ずさんで歩いていました。
(ちょっぴり

 寂しくなっちゃった…)
クロが下を向いた時

優しい風が吹いて
しんたさんの歌声が

聴こえてきました。
(いつも一緒にいますよ)
そう聴こえました。
クロは笑顔になりました。

(何だろう?
 ワカメみたいな匂いがする)
クロは海岸近くを歩いていました。

クロ「わー!お水がいっぱいある!
   喉が渇いたな。飲もうかな」
顔をつけて一口飲みました。
クロ「しょ、しょっぱい」

白猫「それは海水だから
   飲めませんよ!王子!」
クロ「え?海水?」
白猫「あ。

   王子は海は初めてでしたね」

クロ「海…聞いたことがあります!
   これが海なんですね
   あ。僕はクロと言います…
   王子ではありません」
白猫「おー!それは失礼しました」

白猫「わたしはピロヤン
   と申します」
ピロヤンは深々と頭を下げました。
クロ (なんか失礼なやつだな…)
ピロヤン「はい。

     失礼なやつです(笑)」
クロ (えっ⁉)

(なんで僕の思ったことが
 わかるの?ピロヤンて…
 い、いったい何者?)

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