第20話 再会と災難①

クロ (グ〜(お腹の音))
ピロヤン「あはは。

     お腹空きましたよね。
     王子♬

     ご一緒にお食事でも
     いかがですか?」
クロは怪しい感じもしましたが
空腹に負けてしまいました。
招かれたところにはお魚がいっぱい。
ピロヤン「さぁ

     たくさん食べて下さい」
クロ「頂きます!」

  モグモグ  パクパク)
ピロヤンは微笑ましく

クロを見ていました。

クロ「ご馳走さまでした」
ピロヤン「満足されましたか王子。
     ではこちらへ

     おいで下さい」
クロは言われるまま

ついて行きました。
クロ(悪いやつではなさそうだな)
ピロヤンが笑顔で振り返りました。
クロ(あ。

   心の声聞かれちゃった?)
ピロヤン「はい!(笑)」

しばらく歩いて行くと
防波ブロックの上に立つ
のっぽな猫さんが見えました。
クロ (あっ! しんたさんだ!)
しんたさんもクロに気づいて

手を振りました。
クロ「しんたさーん!」
しんた「クロさん逢えて良かった」
クロ「僕もっ!」

…「クロ!!」
クロ「えっ?」
振り返ると
クロ「あ、あ、あーー!!」
そこには親友のさんちゃんと
愛しのみーちゃんが

立っていました。
クロ「どうしてここに?」
さん「だって、

   俺たちのこと呼んだだろう?
   どこにでも駆けつけるって

   言ったじゃないか!」

クロ (僕…呼んだのかな?)
クロはチラリとピロヤンを見た。
ピロヤンはニッコリ頷いた。
クロ(そっかぁ。そうだよ!
   これからの旅には

   みんながいないとね)
しんたが再会の歌をうたいました。
みんな肩を寄せ合って

聴いていました。

カシャ!
シャッターの音。
もしかしたら
クロは振り返りました。
チュウ「良い写真が撮れました♬」
クロ「わー!チュウちゃん♬」
過去の道を歩いて行った

チュウちゃんでした。
クロ「ご主人様と会えましたか?」
チュウ「はい!ご主人様と

    たくさん写真を撮りました
    たくさんたくさん

    撫でてもらいました。
    そしてご主人様から

    言われました。
    チュウがこれから

    為すべきことは
    猫の国の王子になる方の

    手助けをすることだと。
    ご主人様と約束をして

    こちらに帰ってきました」
クロは意味が

よくわかりませんでしたが
みんなと再会できたことが

何より嬉しくて涙があふれました。

クロの涙が雨になったのか
突然、大雨が降り出しました。

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第19話 ピロヤンの予言 を もう一度

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