第26話 最終回 楽園〜満開の桜

しんたさんの歌を聴きながら
みんなは、必ず楽園に行くぞ!
自分とみんなを信じる気持ちを
胸いっぱいにして歩いていました。
青い空。光る海。草の匂い。
土の温かさがとても新鮮に感じて
クロは、すべてにありがとう!
って気持ちになり叫びました。
クロ「ありがとう!!」
みんなも叫びました。
「楽園に行くぞー!」
「おー!!」

みんなの声に応えるかのように
爽やかな風が、サ〜っと
草を撫でるように吹きました。
まるで歌を歌っているように聴こえます。
みんなの歩いたあとには
花が咲き始めました。

クロの首輪の鈴がぽっと光出しました。

その頃、ミキちゃんのおうちでは

ミキちゃんはクロが帰って来るのを
指折り数えて待ちました。
夜はベッドに入る前に
お星様にお祈りをしました。
ミキ「どうぞクロがパパとミキの夢を叶えて
元気に帰って来ますように。。。
クロの温もりを感じながら寝ました。

ピロヤン
さんちゃん
みーちゃん
チュウちゃん
しんたの首輪の鈴も
次々光りだしました。
でも誰も気づきません。

「おーい!」
頭上から声がしました。
皆んなが上を見ると
三角形の物体が近づいてきました。
よく見るとそこには数匹の猫たちが
ぶら下がっています。
クロ「あれは⁈」
ピロヤン「凧。。かな。
人間がお正月などに空に上げてますよ。
何処から来たのでしょう?」
空の猫たち「先に行ってるよー!」
さん「先に行ってるって何処へ?」
しんた「あの先に楽園が?」
チュウ「え?ぼくたちより先に
着いちゃうんですか?」
ピロヤン「。。。いや、それはないよ」

ピロヤンは気づいていました。
あれは未来の光景。
今、わたしたちは
現在ではない
過去と未来の時空の狭間にいる。
あの時すでに
楽園にたどり着いていました。
しかしまだ、何かあるのかもしれない。
ミリちゃんの時のように
読み取れなところがある。
クロのパワーがそれだけ
強くなっているということだろう。
クロ自身が気づくまで見守ろう。
と、ピロヤンは思った。
クロ「皆んなであの大きな凧に乗って
空を泳いでみたいな」
クロは目を輝かせて
遠くに行ってしまった凧を見ながら言った。
ピロヤンは微笑ましく見つめていた。
皆んなもピロヤンと同じ想いで
クロを見つめていた。
ピロヤン (心が一つになったなぁ。。)
ピロヤンの目からポロリ涙がこぼれた。

ピロヤンの涙は雨となりました。
皆んなは祝福の雨だと思いました。
しばらく降ったあとに
クロの足元に大きな虹の橋が架かりました。
クロを先頭にして
皆んなは虹の橋をゆっくり渡ります。

クロ「ピロヤンさん!あの時。。
楽園にたどり着いてたんですね。
パパはここは入り口で
まだたどり着いてはいない。
と、言っていました。
課題。それは何か?
なんとなく気づいてはいました。
けど…自信がありませんでした。
でも今、確信しました!」
ピロヤン「はい!」

クロの笑顔を見て
ピロヤンも確信しました。
クロ「それは僕の心。ミキちゃんの想い。
パパの想いを叶えるお手伝いをしたい。
って願い続けて絵から生まれました。
そして旅に出ました。
でもいつのまにか僕は
ミキちゃんができないから
僕が行ってやるんだ。
って思う自分が生まれていました。
仲間にも不満を持った時がありました。
顔では笑っていたけど心の中では。。
だけど…だけど。
本当は僕ひとりでは何もできないんです。
仲間が支えてくれたからここまでこれた。
これがもし悪い仲間だとしたら。。
そう考えたら怖いです。
僕はステキな仲間に恵まれた。
それもミキちゃんや
ヤス先生の導きなんだって。
やっと気づきました。」
クロは大切な想いを言葉にします
「ミキちゃんが僕を描いてくれなかったら
ここに僕は存在しなかった。
ステキなみんなとも逢えませんでした。」
クロの鈴から光が空に向かって放たれました。
ピロヤン、チュウちゃん、みーちゃん
さんちゃん、しんたさんの鈴からも
光が放たれました。
その光は全国の淋しい想いをしている
猫の元に飛んでいきました。
虹の橋の向こうには
満開の桜が咲いていました。
懐かしい顔が見えました。

ミキちゃんのママ
たかしおじさん
そして
大好きな大好きなミキちゃん
それから
セリちゃん
トシくん
リオちゃん
ミリちゃん
そしてそして
ミキちゃんのパパと
ヤス先生!

楽園は
皆んなの愛の心が
一つになった時
生まれるのです


終わり

報告
僕とみーちゃんに子供が生まれましたぁ
クロ

第25話 最後の課題 を もう一度
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ミキちゃんとの約束を
最後までお付き合いくださり
ありがとうございました。

YOSHIEの今後の活躍
御期待ください